千丈渓の滝群


一の滝


落差20m



上段と中段



滝口


白藤滝


落差40m



水量があり分かりづらいが2段の段瀑だそうです



この渓谷の主瀑です


紅葉滝


落差20m



白藤滝とツーショット



滝脇より



滝口より


箱淵


箱淵の滝 落差5m



箱淵


おしどり淵




松が丘の小滝(仮名)


支流の滝です 落差5m


大淵(松が丘滝)


大淵の滝(松が丘滝) 落差10m



上段の滝 落差3m



大淵と松が丘滝



滝口から



林道より望む松が丘滝



千丈渓の山々



一の滝付近にある案内板


邑南町(上流)側の駐車場 車止め(舗装路はここまで)
遊歩道入口(現在立入禁止) 遊歩道に落下した大岩
崩壊した遊歩道 これ以上進めませんでした


島根県邑智郡邑南町日和から江津市桜江町江尾に跨る「千丈渓」の滝群です。
この渓谷には大小さまざまな滝や淵があり、島根県を代表する景勝地です。
主瀑は「白藤滝」で、落差40m、幅8mの水量豊かな段瀑です。
渓谷へは上流と下流からのアプローチがありますが、
今回は、主な滝が連続する上流側からアプローチしました。
「一の滝」辺りまでは舗装された林道を快適に歩けました。
「一の滝」遠望場所の少し先辺りに車止めがあり、そこから林道は地道になります。
ここも下草は除草されていて、遊歩道入口まで問題なく歩けました。
しかし、遊歩道は夏の大雨で被災し、現在立入禁止になっていました。
せっかくここまで来たのだから、もう目と鼻の先にあるであろう「白藤滝」までは、
行けるところまで慎重に行ってみようと進んでみました。(自己責任で)
すると、鉄製階段はいきなり段が抜けている所や腐食してもろくなっている所があり、
「紅葉滝」上まで辿り着くのものもけっこうスリリングでした。
やっとの思いで「紅葉滝」上に着くも、そこからは「白藤滝」が見えません。
どうやら対岸に渡らないといけないようですが、流れが強く渡れそうにありません。
どうすればと考え、下流の「紅葉橋」を渡り、「紅葉滝」を捲けないか試すことにしました。
「紅葉橋」からは、「紅葉滝」とその奥に「白藤滝」が少し見えました。
橋を渡った先によく見ると踏み跡があり、それを辿ると「白藤滝」が見えるポイントがありました。
無理をすれば河原にも下りられそうでしたが、十分に滝は見えていたのでやめました。
しかし、この撮影ポイントも「紅葉滝」脇の絶壁の上の狭い場所なのでけっこう危険です。
「紅葉橋」から下流の遊歩道も階段が抜けていたり、大岩が落下していたりで、
けっこう荒れていましたが、「大淵」までは何とか行くことができました。
「大淵」は河原へ下りる階段もあるのですが、倒木や流木が堆積していて、
乗り越えるのはけっこう大変で、かなり危険です。
「大淵」から「彳橋」を渡ると遊歩道は一度林道付近まで捲き上がります。
そこから長い階段を下ると、遊歩道は崖沿いの渡り通路になります。
しかし、ここからは倒木や流木などの堆積物がひどく、
床板もかなり抜け落ちていて、完全に通行不能になっていました。
仕方なく階段を戻り、遊歩道頂上付近から林道へ上がりました。
ところが林道に戻るとこの辺りは下草がひどく、全く除草されていませんでした。
林道を下って下流側から残りの滝を見ようかと思いましたが、
残りの距離がまだかなりあり、林道や遊歩道の状態も悪そうなので、
残念ですが、今回はここから引き返すことにしました。
帰りも遊歩道入口に戻るまでは、けっこう下草が多く大変でした。
しかし、今回の遊歩道の荒れ具合を見て思ったのですが、
これは8月の豪雨災害のためだけでなく、すでに遊歩道自体がかなり老朽化しており、
最初から相当傷んでいたようでした。ほとんど修繕はされていなかったようです。
はたして今後、あれだけ荒れた遊歩道は修繕されるのでしょうか?
何だかあまり期待が持てないような気がしました。
地元自治体だけでなく、国指定の景勝地でもあるので、
修復には国レベルで予算化してもらいたいものです。
滝へは、江津市内から国道261号線を江野川に沿って西進します。
桜江町川戸から県道41号線へと右折し、しばらく道なりに進みます。
江尾地区に入り、「千丈渓」の標識に従い左折、後は所々に標識があるので、
それに従えば下流側の渓谷入口駐車場に着きます。
一般的にはこちら側からのアプローチになります。
ホージローがアプローチした上流側駐車場へは、標識等もあるものの道が分かりにくく、
途中の県道も峠越えがなかなかハードだったので、あまりお薦めしません。
また、現在(2014年9月)、遊歩道は非常に状態が悪く、ほぼ立入禁止状態なので、
個人的には訪滝自体をお薦めしません。もし行かれる場合も自己責任でお願いします。

2014.9.23撮影 SONY SLT-α77VQ  Panasonic LUMIX DMC-GM1
Canon PowerShot S100


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