布引の滝





京都府与謝郡伊根町本庄上にある京都府下最高の高瀑「布引の滝」です。
落差96m、全長131m。文字通り山肌に長大な白布を垂らしたような大滝です。
この滝は国道から遠望することができるのですが、
そこからでも滝のスケールの大きさが伝わってきます。
ただ、普段から水量の少ない滝のため、迫力ある姿はなかなか見ることができません。
この日も他の滝はけっこう水量がありましたが、
この滝はご覧の水量でした。少々残念。
滝へは、天橋立から国道178号線を北上します。
伊根町に入りしばらく走ると、道が海側から山間部へと進んでいきます。
やがて本庄上地区に入ると大きく開けた田園地帯になります。
すると間もなく道路脇に東屋のある小さなパーキングがあります。
そこから滝が遠望できます。田中の道を通り、滝近くにも行くこともできますが、
手前の木のため眺めが悪くなります。
滝下まで行くこともできるらしいのですが、この日はやめました。
水量が豊かな時にチャレンジしてみたいと思います。

2009.2.8撮影 OLYMPUS E-510








展望パーキングより遠望


この滝は、何度か訪滝しているのですが、いつも水がありません。
今回は、前日まで2日間ほどけっこうな雨が降ったので、
ちょっと期待して再訪してみました。
狙いはドンピシャ! 久しぶり水のある姿を拝むことができました。
京都府下でも落差No.1の大滝なのに、滝らしい姿を見せてくれるのは、
雪解けの頃か、大雨の後くらいですね。
ちょっぴり残念な滝です。
なお、本来なら滝下にアタックするチャンスなのですが、
この日は、時間の都合上遠望のみにしました。

2015.12.12撮影 SONY SLT-α77VQ







滝直下より 直下から見える滝上部(まだ上があります)



滝壺はかなり小さい 更に下段が2段あります



やや引いた位置から 見える範囲だけでも50m位です



さすが京都随一の高瀑 次回はぜひ水量の多い時に



滝の全容が見えるという展望所より 半分しか見えんぞ!


滝山登山道入り口の害獣除けゲート 入ってすぐにある説明板 落差96m 全長131m
入ってすぐの駐車スペースと六地蔵 六地蔵脇の標識と登山道入口(滝まで870m)
いきなり嫌な奴(マムシ)に遭いました 滝の全容が見える遠望所(入口から8分)
古道との分岐(滝まで350m:入口から12分) ミイヤ地蔵尊(入口から16分)
滝見道分岐 左へ(滝まで190m:入口から17分) ミイヤの耕地跡 左へ(入口から18分)
滝手前の縄場(入口から21分) 滝到着(入口から22分) 滝脇の説明板


相互リンク頂いているたつおさんが最近の滝見道の様子をアップされており、
以前よりも随分とよくなっていそうだったので、滝下へアタックしてみました。
現地に着くと、以前にはなかった標識や説明板があり、
単なる地道だった登山道にも階段が付けられていました。
初挑戦の時には、入ってすぐの墓の先で、たくさんの倒木と草藪に阻まれ、
敢え無く撤退したのですが、今回は快適そのものでした。
登山道は、よく整備されているものの、ひたすらダラダラと上っており、
スパ長履いて、ほぼノンストップで歩いたので、けっこうきつかったです。
結局、滝見道との分岐までは、延々と上り坂でした。
そこからは、杉林の中を緩やかに下って行きますが、
途中の耕地跡付近から先は、道も細い山道となり、
片側は深い谷になるので、少し危険です。
一応、危ない場所にはロープが張られていましたが、
基本的には慎重に歩きましょう。
滝までは、ゆっくりめに歩いて22分かかりました。
滝壺まで下りるなら滑りやすい岩場を下りることになるので、
履物はしっかりとしたものを履かれるのが良いでしょう。
なお、道中、マムシを2匹も見たので、こちらも気をつけてください。
それにしても、登山道を整備してくださった地域の方たちに感謝です。

2016.9.3撮影 Canon EOS M3  SONY Cyber-shot DSC-RX100










水量があれば大迫力です



滝下から見るとなかなかの美瀑です



幅広の流れが滝壺で急激に収束します



遠望 水量的にはベストバランスかな



水量がこのくらいあれば遠望でもはっきりと見えます



今回もこの方に出遭ってしまいました
(間違いなく棲みついているね)



台風16号の影響で、当地方にもかなりの雨が降ったので、
水量増を期待して僅か20日ぶりの再訪です。
狙いはドンピシャで、前回とは打って変わって大幅な増水でした。
これを見れば、もちろん滝下へもアタックです。
前回に比べれば気温も10℃くらい下がっていたので、
上りばかりの山道も特に苦になりませんでした。
増水した滝下からの姿は大迫力で、
ちょっと怖いくらいでしたが、その美瀑ぶりに圧倒されました。
大満足の滝姿を拝めました!

2016.9.23撮影 Canon EOS M3  SONY Cyber-shot DSC-RX100


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