ナル谷大滝
葉隠れしていますが上段があります | 圧巻の水量です | |
別角度から | 長大な滝です |
青空に映える大滝
国道からの分岐点(右へ) | 駐車スペース(2,3台分) |
奈良県吉野郡上北山村河合にある「ナル谷大滝」(別名:高谷滝)です。
落差100m。緩やかに弧を描きながら落ちる長大な2段の段瀑です。
「池原貯水池」の国道425号線沿線にある滝群の中でも、
「かくれ滝」と並んで最も落差のある滝の一つです。
立地も面白く、滝は上北山村と下北山村の村境にあり、
滝が流れ込む備後川から林道側は三重県熊野市五郷町桃崎になります。
奈良県の滝を三重県側の林道から眺めることになります。
滝下へ行く場合は、下流から川を遡行しなくてはならないので、
それなりの装備と経験が必要です。
今回はご覧のとおり半端でない水量のため、滝下の備後川も激流状態で、
やむを得ず諦めました。(あまりにも危険すぎます)
また、滝周辺(池原貯水池周辺)はヤマビルが出るようで、
この日も撮影中に足に1ぴき噛みついていました。
滝へは、池原ダムから国道425号線を三重県方面へ進みます。
写真の赤い「備後橋」の手前から右折して林道へと入ります。
そのまま道なりに約7kmほど進むと左手対岸に滝が見えてきます。
滝のほぼ正面辺りの路肩がやや広いのでそこに路駐できます。
2010.10.10撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH1 Canon PowerShot S90
実に約10年ぶりの再訪です。
前回は、大雨警報直後の訪滝だったので豪瀑状態でしたが、
今回はご覧のような淋しい水量でした。
ただ、冬枯れシーズンだったので、流身がよく見えたのは救いでした。
できれば滝下からも見てみたいものですね。
なお、ここまでの林道は以前よりもだいぶ荒れており、
全線舗装されているものの落石や堆積した落ち葉、枯れ枝等が多かったです。
2020年12月現在、この林道に通じる国道425号線が崩落のため通行禁止なので、
この滝を訪れる人も少ないのかもしれませんね。
ちなみに、この林道入口付近までは、通行禁止区間ながらも問題なく走れました。
2020.12.26撮影 SONY α7C