九品の滝(井上の滝)



上滝と中滝(落差8m)



上滝(落差10m)



門滝(落差3m)



駐車場脇にある案内板


県道からの分岐点(標識有 左へ) 駐車場
駐車場にある石碑 いわれの書かれた石碑



滋賀県栗東市井上にある「九品(くぼん)の滝」(別名:井上の滝)です。
総落差約20m、総延長約100m。それぞれに趣の違う3段の美しい連瀑です。
「九品の滝」とは「上滝」・「中滝」・「門滝」の3つの滝の総称で、
薩摩の島津公所縁の尼僧が詠んだ
「井上の 滝の響きはさながらに 九品浄土の楽とこそ聴け」
(井上の滝の音は、極楽浄土の音楽のように聞こえる)
という歌がその名の由来とされています。
滝は、「上滝」(落差約10m)、「中滝」(落差約8m)、「門滝」(落差約3m)からなり、
「中滝」から「門滝」へは、約50mにわたり何段もの渓流瀑が連なっています。
そのスケールもさることながら、幾筋にも分れる流れは大変美しいものがあります。
ただ、滝周辺は森の木々が鬱蒼と茂っており、昼間でもかなり薄暗い所です。
この日は、訪滝時刻も遅く(17時前)、天候も雨模様だったので、
滝周辺はより一層薄暗く感じられました。
滝へは、名神高速道路栗東ICより県道55号線、県道12号線へと南下します。
県道12号線「山入交差点」を過ぎて間もなく写真の橋があり、
その袂に滝への標識があります。
そこを左折し、川に沿って道なりに進むと写真の石碑がある駐車場に着きます。
そこから舗装された遊歩道を200mほどで滝に着きます。
遊歩道は、「中滝」へと続いており、「上滝」へは手すりのある階段を上ります。
ここは滝水で濡れており、やや滑りやすいので注意してください。
最下段の「門滝」へは、「中滝」の手前50m辺りに遊歩道から川原に下りる階段があり、
そこを下りて上流に進むとすぐに行けます。
ただ、正面から眺めるには川の中に入った方がよいので、
履き物は長靴がよいでしょう。

2011.8.20撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH1  Canon IXY 30S


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