吾妻子の滝





主瀑部分 下流より
滝口 取水のため堰堤になっています 滝脇から






滝周辺の様子 滝上の橋が入るのが景観的に残念


滝上の観音橋(橋の先に駐車スペース有) 観音堂脇の階段を下りる
滝脇にある「吾妻子の滝公園」 滝は「エリザベト音大西条キャンパス」の裏手


広島県東広島市西条町御薗宇にある「吾妻子の滝」(別名:東子の滝)です。
落差15m、滝幅36m。黒瀬川本流に懸かる見応えのある渓流瀑です。
この滝は、平安時代末期の源三位頼政の息女である「菖蒲(あやめ)の前」が、
息子「種若丸」を連れて平氏から逃れこの地に立ち寄るが、
不幸にも息子は病死し、その悲しみから「菖蒲の前」が、
「吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の 末をみるらん」
と詠んだことからその名がついたとされています。
見たとおり2条からなる夫婦滝で、左手を雄滝、右手を雌滝と呼ぶそうです。
この日は、幸運にも水量に恵まれ、豪快な滝姿を見せてくれていましたが、
普段は引水のため水量も少なく、雄滝は枯滝になることが多いらしいです。
また、黒瀬川が西条市街から流れてくることもあり、
水質はお世辞にも褒められたものではありません。ゴミも多いのが残念です。
滝へは、国道2号線「御薗宇」出口から国道375号線を南下します。
間もなく、「広島中央サイエンスパーク入口」交差点を左折し、
S字カーブを曲がると「御薗宇小学校」のすぐ手前に写真の「観音橋」があります。
渡った先の取水口付近に広場があるのでそこに駐車します。
滝は、「観音橋」のすぐ下流になります。
「観音橋」をもどり、滝上にある「観音堂」の脇の階段を下りると、
「吾妻子の滝公園」があり、その先に展望デッキがあります。
基本的には展望デッキから眺めることになります。
展望デッキのすぐ裏手は、「エリザベト音大西条キャンパス」になります。
滝周辺はよく整備されていますが、改めて考えると、
学校に挟まれた珍しい立地条件の滝だと感心させられました。
2017.2.25撮影 SONY α7  SONY Cyber-shot DSC-RX100


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