うすぎ川の滝
<仮名>


一の滝


落差約8m



県道からの眺め(上段が見えます)



滝口から


二の滝


落差約4m


三の滝


落差約10m



上段


四の滝


落差約18m


上段 下段



上段最上部(倒木がなければよいのですが)


五の滝


落差約10m


六の滝


落差約8m



滝は橋の所に懸かっています


養父市大屋町宮垣にある「うすぎ川の滝」(仮名)です。
「うすぎ川」に懸かる、大まかに分けて6つの滝からなる連瀑です。
これらの滝群を便宜上、下流側から「一の滝」として紹介します。
「一の滝」は、落差約8mの2段からなる段瀑です。
この滝は道路すぐ脇に懸かっており、気軽に見ることができます。
ただし、滝両側と滝下が石組みやコンクリートで覆われているので、
仕方のないことですが、ちょっと景観を損ねています。
「一の滝」脇の坂道を上るとすぐに「二の滝」があります。
「二の滝」は、落差約4mの二条に分かれて落ちる夫婦滝です。
「二の滝」から少し上ると「三の滝」があります。
「三の滝」は、落差約10mの2段からなる段瀑です。
スケールも大きく綺麗な滝ですが、滝中ほどが倒木で荒れているのが残念です。
少し戻り、「二の滝」滝口を右岸に渡ると、杉林の中に明確な山道があります。
そこを少し上り、右手に進むと「四の滝」の滝下に出ます。
「四の滝」は、落差約18mの5段からなる段瀑で、本渓谷の主瀑と言える滝です。
他の滝よりもスケールが大きく、滝下から見上げるとなかなか迫力があります。
ただし、この滝が最も荒れており、たくさんの倒木や落石が滝を覆い隠しています。
これらの倒木や落石がなければ、かなり美しい滝と思われるのですが、、。
山道に戻りさらに登っていくと、「五の滝」の滝下に出ます。
「五の滝」は、落差10mのおそらく3段からなる段瀑です。
おそらくと書いたのは、滝の中段がかなりの落石で埋まっており、
滝姿が明確に分からないためです。
滝脇の様子から中段があると思われるのですが、はっきりしません。
「五の滝」滝下を左岸に渡り、さらに山道を上ると「六の滝」があります。
「六の滝」は落差約8mの緩やかな傾斜瀑です。
しかし、この滝も滝中段に多くの落石や倒木があり、本当の滝姿が分かりません。
山道は、さらに続いているように見えましたが、
「六の滝」上の渓谷は落石、倒木がひどく、川の様子が掴みづらくなったため、
今回は「六の滝」までで遡上を止めました。
県道から「六の滝」まで、滝を撮影しながらで30分ほどかかりました。
滝周辺はかつては棚田だったようですが、現在は杉が植林されていてます。
(そのため落石や倒木がひどいのですが、、。)
渡河が必要だったり、足元が悪いところがあったりするので、
履物はスパイクブーツや山作業用の靴などが良いかと思います。
また、普段は水量のない川なので、雪解けシーズンなどを狙ってください。
滝へは、北近畿豊岡自動車道養父ICから県道6号線を大屋方面へ進みます。
新津地区から宮垣地区へ向かう途中に、写真の「うすぎばし」があります。
滝は、その橋のすぐ脇に懸かっています。
残念ながら、ちょうど良い駐車スペースはありません。
上流への坂道入口付近がわずかに路肩が広いので、
できる限り山側に寄せて路駐してください。

2014.1.11撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH3  Canon PowerShot S100


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