シワガラの滝





美しい水の流れ 洞窟奥より滝を望む




滝口から覗く新緑の渓谷


洞窟より渓谷を望む 洞窟入口




滝見道終点から洞窟を望む
(残り100mですが、ここからが大変です)

小又川川原の標識(残り100m) 難所の鎖場(残り500m)
渓谷への下り坂(残り600m) 田んぼの脇(残り700m)
「桂の滝」への分岐点(残り800m) 駐車場の標識(滝まで1200m)




途中にある水田から山々を望む


美方郡新温泉町海上にある「シワガラの滝」です。
落差は10mですが、白布を垂らしたように洞窟内に落ちる神秘的で大変美しい滝です。
その美しさにおいて、県下でも屈指の名瀑でしょう。
この滝は、「小又川渓谷」に懸かる滝で、洞窟内に落ちる珍しい滝です。
その昔は、修験者の修行の場だったそうで、なるほどなかなか険しい場所にあります。
秘境にある美しい滝なので、写真家やハイカーにも人気のある滝です。
実は、ホージローはかつて15年ほど前にチャレンジしたことがあります。
その時は、偶然滝の標識を見つけて行くことのしたので、
滝の情報を全く持っておらず、完全に装備不足で、
川原まで下りた所で川を渡れず諦めるしかありませんでした。
それ以来、再訪を誓っていたのですが、その当時の滝見道がかなりの悪路だったため、
なかなか気が向かず、今日まで経ってしまいました。
念願が叶い目にした滝は予想以上に美しく、まさに感動の嵐でした。
機会があればまた別の季節にチャレンジしたいと思います。
滝へは、国道9号線蒲生峠手前を左折、県道262号線へ進みます。
間もなく「上山高原」の案内板に従い右折し、海上へ上ります。
「芝桜公園」を抜けてしばらく走ると、道路脇に上の写真の標識と案内板があり、
そこに車2台分の駐車スペースがあります。(100mほど上に路駐できるスペースもあり)
そこから整備された滝見道を徒歩400mで「桂の滝」への分岐点。
さらに100mほどで水田に出ます。水田脇を抜けると滝見道は急な下りになります。
途中鎖場や縄場がありますが、かつてより滝見道は整備されているので、
さほど苦労せずに川原までは下りることができるでしょう。
(昔は道も細く、草も生い茂り、足場もかなり悪かったので大変でした。)
川原に下りると滝まで残り100mほどですが、
ここからの方がやや大変です。岩を越えたり、川を渡ったり繰り返します。
(この日は、足の弱い父と訪れたので、100mに30分かかりました。)
標識前を上流に向かって進みます。
まず左岸に渡ります。しばらく行くと大岩があるので、そこを右岸に渡ります。
(大岩にはしごがかけてあればそれを登ります。)
その先の急坂を上り何とか洞窟前に前に着くと入口に大岩があり、
その脇を深みに気をつけて通るか、
岩を乗り越すかすると洞窟内に入ることができます。
洞窟内は滝の反対側が浅瀬になっているので、そこなら歩きやすいでしょう。
洞窟奥にはわずかながら陸地もあります。(主な撮影ポイントです。)
滝までの行程を考えると、この滝は滝見上級者向けでしょう。
また、装備では長靴(マリンブーツ)は必須でしょう。
(できれば水作業用の膝以上の高さがある物がよいでしょう。)
ホージローは全行程マリンブーツで歩きました。(大変でした。)

2008.5.19撮影  OLYMPUS E-510  Nikon COOLPIX P5100
FUJI FinePix Z5











相も変わらず美しい滝です



滝口付近(緑が若干黄色になってきているかな)



水量は前回よりも多めでした



恒例の滝前記念写真(はなごやさん提供)
プライバシー保護のため加工済



滝友と一緒に実に15年半ぶりに再訪しました。
ホージローの地元からも比較的近くにある滝なのですが、
気づけば随分とご無沙汰になっていました。
せっかく新温泉町の滝めぐりをするなら、ぜひこの滝に行こうということになり、
久しぶりに訪れてみました。
滝は相も変わらず美しく、がんばって来た甲斐はありましたね。
山陰海岸ジオパークのジオスポットになったおかげか、
駐車場や滝見道も整備され、昔よりは随分と楽に行けるようになっていました。
それでも危険な場所もあり、後半は水の中を歩く必要もあるので、
登山靴と履き替え用の沢シューズは必要でしょう。
数年前に滑落死亡事故も起きているので、
くれぐれも軽装では行かないようにしましょう。
ホージロー達は恒例のスパイク長靴で行きましたが、
帰りの登りでは鉄下駄になるので、あまりお薦めしません。
この日は、先に「桂の滝」に立ち寄ってから行ったので、
体力的にもヘトヘトになりました。(笑)
2023.9.24撮影  SONY α7C


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