もっつい滝





下流より 滝下より
     
 
滝脇から   裏見もしてみました




大棚から落ちる姿はなかなかの絶景



上から(オレンジの楓が紅葉の名残り)


渓谷入口(大岩が目印) 直谷不動滝の滝口への入口
滝口より(こんなところを渡河します) 38号鉄塔(右奥の柱から山へ)
     
 
 最初の沢から見る鉄塔   3つ目の沢(かなりの滑床) 



朝来市生野町黒川にある「もっつい滝」です。
落差約20m。大岩棚から水が2条に分かれて落ちる流麗な直瀑です。
この滝は、ネッ友諸氏のHP等で存在は以前から知っていたのですが、
如何せん明確なルートがないのと、夏場はヤマビルの巣窟ということで、
行きたいと思いつつ今まで何かと敬遠していました。
しかし、近頃めっきり寒くなってきたのと、長雨が続き水量が期待できそうと思い、
念願かなって訪滝することができました。
往きは、谷入口から遡上して滝を目指しました。
こちらの方が楽と聞いていたので、気軽に取りつきましたが、これが甘かった。
ネッ友諸氏は比較的水量の少ない時や地面が比較的乾いている時の訪滝のようですが、
この日は、前日にかなりの雨に加え雹も降ったようで、
地面はぬかるんで、スパイク長靴を履いていたにもかかわらず地滑りを起こすような状態でした。
普段なら大したルートではなさそうでしたが、滑って滑って危険。
5mほどの小滝の高捲きもままなりませんでした。
ルートを慎重にとりながら、時には滝直登もしたので(しかも2つ)、
何だかんだで滝まで40分くらいかかりました。
(この沢登りの様子は、「もっつい谷滝群」で紹介したいと思います。)
でも、それだけに滝に辿り着いた時の感動は大きかったですが、、。
しかし、帰路は、沢下りはかなり危険と思われたので、
急遽、関電の鉄塔経由の「直谷不動滝」からのルートをとりました。
こちらは基本、山の中を横切るルートになりますが、
明確な道がなく途中4つほど沢もあるので迷いそうなルートでしたが、
幸いにも山は落葉し、頭上に送電線が見えていたので、
それを目印にしながら進んでいきました。
途中の沢はかなり急こう配の所も多かったですが、
沢跨ぎの基本に従い上流側に少し登れば緩やかに上り下りすることができました。
(上流側に行けば沢と自分のいる高さが近づいてくる)
時間はある程度かかりましたが、滝から鉄塔まで20分くらいでした。
途中、テープも付けてはいますが、やや迷っていたので、あまり参考にはならないと思います。
鉄塔からは関電の巡視路がついていたので、落ち葉でやや不明瞭でしたが、
ほぼ迷わずに「直谷不動滝」に辿り着くことができました。
この滝は、一般向けではなく、滝見上級者か山歩き経験者向きですね。
滝までは、「直谷不動滝」までは同じですので、そちらを参考にしてください。

2012.12.2撮影 Panasonic LUMIX DMC-G3  Canon PowerShot S100


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