霧ヶ滝





但馬地方で5本の指に入る名瀑「霧ヶ滝」です。
落差70mの2段の滝で、流れ落ちる水が途中で風に吹かれ
霧のように消えゆくことからその名が付いたと言われています。
新温泉町霧ヶ滝渓谷にあり、大変神秘的な滝です。
滝へは、国道9号線蒲生トンネル1km手前を曲がり、そのまま8kmほど走ります。
すると霧ヶ滝渓谷の案内板があるので、その少し先に車を停めて滝見道に入ります。
但し、この滝見道は昔はよく整備されていましたが、今では廃道のようになっています。
ホージローも初めてチャレンジした時は滝500m手前の木橋が流されており、
水量も多かったため渡ることが出来ず、引き返したことがあります。
上の写真は平成5年頃にリベンジした時のものです。
滝までは2.4km程あり、川を何度か渡ったり、山登りをしたりと
かなり大変な道のりです。健脚な方でも1時間半はかかるでしょう。
できれば経験者の方と行かれる方がいいでしょう。
しかし、それだけの苦労をする価値のあるすばらしい滝です。
近くに「赤滝」や小滝がたくさんあるので、1日かけてゆっくり滝見する方がよいと思います。
撮影日不詳 Canon EOS100QD  フィルム Konica Impressa50
スキャナ EPSON Calario A950(複合機)








滝上部(滝は2段になっています) 滝下から(この角度だと上段が見えません)




滝下部はたくさんの伏流水の脇滝を従えています



別角度から



霧ヶ滝付近の紅葉


<滝見道案内>

滝見道入口 取水口付近
最初の木橋 1km地点の道標(残り1.4km)
木橋2 木橋3
木橋4 山道入口(残り1.2km)




「???杉」(山道はここから下りです。)



最後の木橋(初めて訪滝した時はこれが流されていました)



案内板


久しぶりに「霧ヶ滝」にチャレンジしました。
この滝は、遊歩道はあるものの滝までの距離が長いことや
道がかなり険しいこともあり、行こう行こうと思いつつも、
滝見を再開してからも何かと敬遠していました。
しかし、最近ネッ友の方々がよく出かけていらっしゃるのをHPで見て、
久しぶりに出かけてみようかなと思い、
この紅葉シーズンを狙って再訪しました。
久しぶりにこの渓谷を歩いてみると、
かつて恐る恐る渡った鉄橋群は1号橋を除いて完全に崩壊しており、
(かつても崩壊寸前でしたが、、。)
渓谷の様子も少し変わった感じがしました。(17年くらい前ですから、、。)
しかし、道は新たに木橋やロープ等が随所に設置されており、
予想したよりもはるかに歩きやすかったです。
(設置してくださった方々に感謝です。)
しかし、覚悟はしていたものの残り1km付近の山越えは辛かった。
最近の運動不足と履物の選択ミスが響きました。
再訪だからと撮影時の足場を考えスパイク長靴にしたのですが、
これがまさに鉄下駄修行の様相。確かに滑らないものの、
滝に着くころには疲労困憊でした。
そのため、狙っていた「噴き出しの滝」も諦めました。
下山時には足がつりそうになりました。(行かなくて正解でした。)
軽量なウレタン長靴かトレッキングシューズにするんだった。
まぁ、あとのまつりですが、、、。
でも、滝はその疲れを吹き飛ばしてくれるほど綺麗な姿を見せてくれました。
なお、今回は「滝見道案内」として、滝見道のランドマークとなるポイントの写真を掲載しました。
途中の山越えは結構きついので、写真の「山道入口」まででかなりしんどいと感じられた方は、
無理をせずに下山された方がいいです。道はそんなに悪くありませんが、
帰りも山越えになるので、体力勝負になります。
この滝は、やはり滝見中・上級者向けですね。

2011.11.4撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH1  Canon PowerShot S90








今回は水量も十分 飛沫がすごくあまり滝に近づけませんでした




新緑が綺麗でした(滝前には雪渓も残っていましたが)



光射す滝口


今回は、深緑の霧ヶ滝を目指し、2年半ぶりに再訪しました。
なぜかこの滝は、秋にばかり出かけており、
今回は、別の季節の滝姿を見たくて訪れました。
狙いはドンピシャ! 深緑も綺麗で、水量も十分な滝姿を見ることができました。

この日は滝前で、ネットで拝見したことのある瀑やんさん達のグループとお会いしました。
なんでも「赤滝」まで行かれたとか、、。
みなさん、なかなかの強者ぞろいでした。
膝を痛めているホージローにはちょっと無理だなぁ、、。羨ましい限りです。
こういう出会いがあるのも滝見の面白さですね。

2014.5.24撮影 SONY SLT-α77VQ







滝前より 滝見道途中から遠望


前回、「赤滝」にアタックされていた瀑やんさん達のグループにお会いした時は、
「赤滝」に行かれたお話を聞くだけで羨ましく思っていましたが、
あれから1年半、今度は、「赤滝」を目指して、
自分自身がこの滝前に立とうとは思ってもみませんでした。
思えば、この滝を訪れるたびに、「赤滝」への思いを募らせていました。
今は亡き父と初めてこの滝を訪れた時から二十数年。
美しさに魅かれ、何度となく眺めたこの滝も、今日ばかりはやや霞んで見えました。
まぁ、この滝も県下屈指の名瀑には違いありませんが、、。

2015.11.3撮影 OLYMPUS OM-D E-M5  SONY Cyber-shot DSC-RX100










予想通り水量十分でした



風による流紋が綺麗でした



この下まで行きたかったが水量が多すぎました


水量増を期待して、11ヶ月ぶりの再訪です。
昨年秋に訪れた時には、紅葉は見事でしたが、
水量は極貧状態で、淋しいものがありました。
今回は、水量的に期待が持てそうだったのと、
滝直下にも行ってみたくて再訪しました。
水量は狙い通りでしたが、ちょっと多すぎたようで、
滝直下には近寄りがたいものがありました。
ということで、写真の撮影場所までが精一杯でした。
それでもレンズを拭きながらの撮影でした。
(気合を入れてスパイク長靴で来たのに、、。)
まぁ、写真的にはいい感じだったので、結果オーライということで。

なお、この日は偶然にも、1年半前に「ウルウ谷」でガイドをして頂いた
新温泉町の登山家「風山歩」さんとお出会いしました。
昨年、お怪我をされたと聞いていたので心配していたのですが、
元気そうなお姿をご拝見して、ホッとしました。
しばし滝談義をしてからお別れしました。
また機会があればご一緒したいものです。

2016.10.2撮影 Canon EOS M3


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