いろは滝





宍粟市千種町河呂にある「いろは滝」です。
落差15m。道路脇に見えますが、そのわりに立派な滝です。
「三室の滝」を撮影に行った時に偶然見つけて立ち寄りました。
当時(10年以上前)はこの滝を「いろは滝」と言うのだと思っていましたが、
最近聞いた情報ではこの渓谷には上流にもっと多くの滝があるそうです。
それらを合わせて「いろは滝」と言うそうです。
機会があればそれらの滝も見てみたいものです。
滝は県道72号線「松の木フィッシングセンター」の少し手前にあります。

撮影日不詳 Canon EOS100QD FUJICOLOR REALA
スキャナ EPSON Calario A950(複合機)








滝下より


道路脇の石碑 駐車スペース



十数年ぶりに「いろは滝」を訪れました。
本当ならこの滝の上流にあるという他の滝の写真も撮影したかったのですが、
この日は雨模様で、他にもたくさんの滝を巡ったので、
撮影は渓谷入口の滝だけにしました。
滝脇には「ミツマタ」が咲き始めていました。
いよいよ春がやってきたという感じですね。

2008.3.23撮影  OLYMPUS E-510  Nikon COOLPIX P5100





F−1



滝口



荒れた滝前の様子



滝口付近の滝見道(梯子はかなり傷んでいます)


F−2(落差10m) けっこう大きな滝壺です




F−3への滝見道跡(朽ちて通行不能です)


F−3(落差15m) 滝脇より




F−3滝前の様子(橋は朽ちかけなので注意)


F−4 滝正面より(かなり荒れています)




滝下流の小滝前より望む


滝脇の石碑(元大森神社鎮座地) F−4手前の様子(土石流の跡)



約1年10ヶ月ぶりの再訪です。
今回は、前回訪滝時に行けなかった上流の滝群を訪れました。
まず道路脇の「いろは滝」本滝(F−1)に到着して驚きました。
滝前が土石流でひどく荒れていました。
道路脇にあった滝の石碑も無くなっていました。
昨年夏の豪雨災害の影響のようです。(豪雨の凄まじさが伝わります。)

次に「F−2」を目指します。
姿が変わった「F−1」を脇目に滝左手斜面を登ります。
やや不明瞭になっていますが、踏み跡程度の道があります。
「F−1」滝口に着くと写真の梯子の滝見道があります。
川に沿って滝見道を進み、適当なところから川を渡ります。
(水害で滝見道が崩壊しており橋も流失しています)
対岸に渡って河原を少し遡上すると「F−2」に着きます。
「F−2」は綺麗な一条の傾斜瀑です。
ここまで道路から徒歩10分弱です。

次に「F−3」へ進みます。
「F−2」から少しもどりガレ場になっている右手斜面を登ります。
すぐ上に朽ちた梯子状の滝見道があります。
しかし、滝見道は傷みがひどく通行不能です。
滝見道からさらに上方へと新たな捲き道(新道)がついています。
(こちらも古くやや不明瞭ですが)
道なりに進むとすぐに前方に「F−3」が見えてきます。
そこからマーキング(テープ)を頼りに、旧滝見道へと斜面を下ります。
旧道に架かる橋(朽ちかけです)を渡ると「F−3」滝前に到着します。
「F−3」は渓谷内で最も規模の大きい滝です。
ただ、ここも土石流でかなり滝前が荒れていました。
ここまで「F−2」から徒歩5分程度です。

次に「F−4」を目指します。
「F−3」からもとの新道へと戻ります。
新道を「F−3」を左手に見ながら進んでいきます。
途中から道はやや不明瞭になりますが、
マーキングを頼りに登っていきます。(新道も古く、かなり荒れています)
やがてかなり立派な山道へぶつかります。(道幅もありしっかりしています)
しばらく山道を上流へと進んでいくと、やがて川にぶつかります。
ここからは写真のように土石流がひどく道が無くなります。
土石流の流れ込んだ杉林を慎重に上流へと進みます。
(道はありませんが、ひたすら真っ直ぐ登ります。)
やがて谷が狭くなる辺りで「F−4」が見えてきます。
やはり「F−4」手前もひどく荒れています。
(滝直前は少しだけ道が残っています)
「F−4」は直下型の2段からなる段瀑です。
滝脇には「元大森神社鎮座地」の石碑があります。
滝前の様子から推測するに、ここにはかつて神社があり、
この滝が信仰の対象になっていたのではないでしょうか?
ということはこの滝がこの渓谷の本滝なのかも知れません。
ここまで「F−3」から徒歩15分くらいです。

同渓谷にはさらに上流に7つの滝があるそうですが、
「F−4」までの災害の様子から訪滝は諦めました。
土石流は本当にひどく、他の方のホームページにある小滝も
その一部は土石に埋まり無くなっているものもありました。
改めて豪雨災害の凄まじさを実感させられました。
なお、「F−4」までの道のりもかなり荒れて悪くなっていますので、
訪滝される場合は自己責任でお願いします。
2010.1.24撮影 Panasonic LUMIX DMC-G1  CASIO EXILIM EX-H10










下流から 今回は水量も十分


約6年ぶりの再訪になります。
この滝は、いつも冬枯れシーズンにばかり訪滝しているので、
今回は夏場の姿を見たくて再訪しました。
前回は、2009年の水害後の訪滝だったので、
滝周辺はかなり荒れていましたが、
あれから随分と歳月がたったので、滝周辺の様子も落ち着いて見えました。
たきわきの石碑も復活しており、なかなか綺麗な空間になっていました。
ただ、写真を見比べると分かりますが、
この滝は幾度かの水害で、大きく形を変えてしまっています。
滝本体も「くの字」の段瀑に変わっていますし(最初の写真参照)、
前回の水害後は、下流の流れが大変わりしています。
まぁ、これも自然の為せる業というものでしょうか。

2016.6.26撮影 SONY SLT-α77VQ


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