荒滝





滝正面より 滝上部




滝展望所から望む(荒滝と山椒)


荒滝不動明王の石碑 草に埋もれた滝見道
滝見道入口の駐車スペース 久須部渓谷との分岐点(右へ)




滝見道入口にある「小長辿郷跡」の石碑


美方郡香美町小代区久須部小長辿にある「荒滝」です。
落差30m。深い谷間に美しい一条の流れを落とす神秘的な滝です。
「荒滝」の名前とは反対に普段はとても綺麗で優雅な姿を見せる滝です。
しかし、雪解けのシーズンや梅雨時など水量の多い時には、
文字通りの荒々しい姿を見せるので「荒滝」の名に偽りはありません。
滝は山深い小代区の中でもさらに山奥にあり、
普段は人もあまり訪れない場所です。
かつてはこの地区にも集落があり、人々の暮らしがあったのでしょうが、
今ではそれを示すのも滝脇にある「荒滝不動明王」の石碑だけです。
滝へは、国道9号線長板から国道482号線へ進みます。
国道を道なりに進み、温泉保養施設「おじろん」を目指します。
「おじろん」を過ぎると間もなく写真の「久須部渓谷」への分岐点があります。
分岐点を右へ進み、後は道なりに4.2kmほど走ると「小長辿郷跡」の石碑があります。
石碑前に1台分の駐車スペースがあり、そこに車を停めます。
(石碑手前150mの所にも数台分の駐車スペースがあります。)
そこから滝までは徒歩10分くらいです。
しかし、この日は大きく育った草木が滝見道を隠し、ほとんど道も分からない状態でした。
慎重にルートを確かめながら歩いたので、行きは15分くらいかかりました。
訪れるなら道がはっきり分かる春頃か秋以降が良いかも知れませんね。
(一応、道に迷わぬように滝見道に黄色のテープを付けて歩きました。参考に。)
また、滝展望所から滝壺までは踏み跡程度の道がありますが、
傾斜がきつく、足下も崩れやすいので、慣れていない人は無理をしないようにしましょう。
(ロープがあればより安全に下りることができます。)
2008.6.1撮影  OLYMPUS E-510  Nikon COOLPIX P5100
FUJI FinePix Z5









滝全容


滝脇より 滝壺付近




降り注ぐ滝水


「荒滝」上流の滝群を見た帰りに「荒滝」本滝を訪れました。
この滝は落差、水量共にあるせいか、いつ見てもよい滝です。
香美町を訪れた時はぜひ立ち寄ってみてください。
ただし、滝見道は草だらけのうえ、最後はかなり急峻なので、
それなりの装備を用意してくださいね。

2009.5.4撮影 Panasonic LUMIX DMC-G1







滝正面より<Q7で撮影> 左岸より<GH3で撮影>
苔と落ち葉のコントラストが綺麗です<Q7で撮影> 過去最高の水量です<GH3で撮影>



右岸より<Q7で撮影>



紅葉はやや少なめ(紅葉する木が少ない?)<Q7で撮影>



水しぶきの中の撮影になりました<GH3で撮影>



看板がリニューアル<S100で撮影>


紅葉狩りとニューカメラPENTAX Q7の試写を兼ねて、約4年半ぶりに再訪しました。
この滝は、今まで深緑の季節しか訪れたことがないので、
紅葉が期待できるこのシーズンを待っての再訪でした。
久しぶりに訪れてみると、滝周辺の様相がやや様変わりしていました。
まず、滝見道入口にお手製のかわいらしい看板がありました。
さらに、以前はホージローがつけたマーキングテープしかなかったのに、
それがなくなって代わりにキラキラテープが付いていました。
さらに、滝見道も秋とはいえ、下草(というより笹)が明らかに少なくなっていました。
そして、最後の難関だった急斜面には、新たな迂回路が切り直されており、
丁寧に脚立を使った梯子まで設置してありました。
公的な機関がしたものか、個人がされたものか分かりませんが、
以前より整備された状態になっていました。これもジオパークの効果でしょうか?
とりあえず、無事に滝前に到着すると、ここのところの長雨で水量は過去最高。
残念ながら紅葉は、やや少なめといった感じでした。
(色づき始めというより、滝周辺の木は常緑樹が多いように思います。)
でも、ニューカメラQ7のテストにはとても良い条件でした。
撮影してみると、コンパクトカメラ並みのセンサーなのに、
解像感もよく、ダイナミックレンジもよく頑張っている感じ、
露出やホワイトバランスもオートでほぼ適正という感じでした。
さすがに、GH3と比較すると、滝身の白とびがやや多めであったり、
解像度でやや負けている感じがしますが、価格差やセンサーサイズを考えれば、
大変健闘している感じがしました。
これなら、狙い通りスーパーサブ(時にはメイン)として活躍しそうです。

2013.11.16撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH3  PENTAX Q7
Canon PowerShot S100











滝左岸より



滝周辺は晩秋の装い



滝脇の大岩に群がるように生える木が面白い



滝前記念写真(はなごやさん提供)
プライバシー保護のため加工済



滝友のはなごやさんをご案内して3年ぶりの訪滝です。
ここ数年は「山陰海岸ジオパーク」のおかげで、滝見道も整備されているのか、
初訪滝のころと比べると、下草も刈られてきれいになっていました。
随分とアプローチしやすくなったものだと感じました。
滝そのものも相変わらず美しかったです。

2016.11.26撮影 Canon EOS M3  Panasonic LUMIX DMC-GM5


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