雪輪の滝





滝上部(さらに上があります) 滝下展望所より




名物の雪輪はわずかに見られる程度でした


本滝滝口より(危険です) 滝壺付近より




これの方が雪輪に見えたりして


滝脇の標識(万年橋から1.2km) 林道脇の滝見台




渓谷の案内図(滝や渕、滑床の宝庫)
案内図で見るより実際の方が距離がある感じです



愛媛県宇和島市野川の「滑床渓谷」にある「雪輪の滝」です。
本滝は、落差60m。総延長300mと言われる壮大なスケールの3段の滝です。
最下段の本滝は巨大な一枚岩を流れ落ち、
その時にできる流紋が雪の輪のように見えることから「雪輪の滝」と呼ばれています。
その姿は、女性的で大変優雅なのですが、
目黒川の支流に懸かる滝のため、普段は水量が少ないのが欠点です。
この日もご覧の水量で、雪輪もわずかに見られる程度でした。
展望所からは、最下段の60mほどしか見えず、上部を見るには、
上流の「大ーの滝」への滝見道途中から沢へ入るしかありません。
(道はありませんので、あくまで自己責任でお願いします。)
それでも見えるのは中段までで、最上部は見えません。
本当にスケールの大きな滝ですね。
なお、滝は宇和島市にあるのですが、アプローチは松野町からになります。
「滑床渓谷」の実質の管理も松野町が行っています。
滝へは、宇和島市街から国道320号線を東へ進みます。
永野市交差点から国道381号線へと進み、松野町に入ります。
松丸から県道8号線へと入り、目黒郵便局の所から県道270号線へと進みます。
後は道なりです。途中、「滑床渓谷」の案内標識が至る所にあるので迷うことはないでしょう。
渓谷入口には駐車場、トイレ、宿泊施設等があります。
遊歩道もよく整備されており、万年橋から滝までは徒歩40分、約1.2kmです。
渓谷を眺めながらのんびり歩くとよいでしょう。
2009.9.22撮影 Panasonic LUMIX DMC-G1  Panasonic LUMIX DMC-FX500










今回は見事な雪輪 この滝本来の姿を見ることができました



前夜からのぶさんも合流して4人で記念撮影(はなごやさん提供)
プライバシー保護のため加工済



四国滝巡りの最終日、約6年半ぶりの再訪です。
前回は、晴天続きで水枯れしており、
この滝の特徴でもある「雪輪」と呼ばれる流紋がほとんど見られませんでしたが、
今回は、見事にリベンジし、綺麗な「雪輪」を見ることができました。
やはり流紋が出ていると、なかなかに美しい滝です。
これが本来の姿ということで、改めてランクをAAとしたいと思います。
この日は、滝友ののぶさんも合流し、4人での滝見になりました。
前夜から滝談義で盛り上がり、楽しい滝見ができました。
なお、久しぶりに訪れてみると、滝前にあった林道脇の展望台が無くなっており、
高台は綺麗にさら地になっていました。
そのため、かつて俯瞰で見渡せた滝姿も、
立木に葉隠れしてしまい、はっきりとは見えなくなっていました。
ちょっとばかり残念でした。

2016.5.2撮影 SONY SLT-α77VQ


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