田立の滝





大滝川(本沢)の滝群


八ヶ瀬


範囲、落差不明 八つの瀬の総称


螺旋滝


落差25m



くの字に折れ曲がって流れ落ちるのがその名の由来


洗心滝


落差6m



山道から この時期はよく見えます(夏場は葉隠れ)


霧ヶ滝



落差30m



「天河滝」のすぐ下の滝です 大きな段瀑と見れないこともないかな?



滝脇より こうして見ると続いているようにも見える


天河滝(別名:百闡黶A天ヶ滝)


落差40m 主瀑



一枚岩を流れ落ちるスケールの大きな滝です



滝脇より ここから滝壺が見えます



滝口から(立入禁止)


不動滝


落差25m



少し離れて下段があります



滝真横より



滝口より かなりの落差感


龍ヶ瀬


落差6m 長さ30m


鶴翼滝


落差4m



滝上に真新しい倒木があり残念


そうめん滝


落差3m 本滝は上部のみ、前衛滝を入れた方が綺麗


箱淵


落差6m 上下2段の淵 (上段の淵)



下段の淵



別角度から 上段の淵には2条に分かれた流れが別々に流れ込んでいます


別沢の滝


うるう滝



落差60m



折れ曲がりながら緩やかに流れ落ちる姿が優雅です



わずかに紅葉の名残りが



駐車場の案内板


キャンプ場先の分岐(左:粒栗駐車場 右:うるう滝) 「うるう滝」入口駐車場(4,5台分)
粒栗駐車場と登山口(トイレ有)<7:25発> しし岩<7:35>
所々にある木の案内板(道標にもなっている) 不動岩展望所<8:06>
不動岩 「螺旋滝」への分岐<8:12>
「雲上橋」より奥は、現在立入禁止<10:14> 「そうめん滝」よりも奥側も立入禁止<10:26>
紅葉の名残り 駐車場帰着<12:06>


長野県木曽郡南木曽町田立にある「田立の滝」です。
「田立の滝」というのは、「大滝川」に懸かる滝群と支流の「うるう滝」の総称で、
滝そのものの名前ではありません。
主瀑は、滝群の中ほどにある「天河滝」(別名:百闡黶A天ヶ滝)で落差40mです。
本流の「大滝川」には、下流側より、
「八ヶ瀬」「螺旋滝」「洗心滝」「霧ヶ滝」「天河滝」「不動滝」
「龍ヶ瀬」「鶴翼滝」「そうめん滝」「箱淵」「丸淵」と滝や淵が続きます。
中でも、その核心部ともいえる「霧ヶ滝」「天河滝」「不動滝」の連瀑帯は圧巻です。
花崗岩の白い一枚岩から流れ落ちる姿は、迫力がありますね。
また、「不動滝」上流に連なる小滝、淵群も見事な渓谷美を作り上げており、
こちらもなかなか素晴らしいものがありました。
これらを一度に見られるというのは、なかなか豪儀な話です。
正直、あまり期待していなかったのですが、個人的には、大変気に入りました。
滝へは、19号線を名古屋方面から北上していきます。
岐阜県との県境を過ぎると間もなく「田立の滝入口」交差点があります。
そこを左折し、後は道標に従って粒栗駐車場を目指します。
途中、「田立の滝キャンプ場」の先に写真の分岐があり、
右に行くと「うるう滝」に着きます。Pから滝は見えています。
再び元の道に戻り、さらに上って行くと、粒栗駐車場に着きます。
駐車場にはトイレ、休憩施設、避難小屋(物置になっています)があります。
トイレ脇の引き出しにパンフレットがあるので、それを地図代わりにするとよいでしょう。
登山口に集金ポストがあり、環境美化協力金として200円入れます。
ホージローは7時25分に出発しました。
歩き始めは渓谷沿いの山道で、「八ヶ瀬」「しし岩」と続きます。(約10分)
「しし岩」から「螺旋滝」分岐までは、道は川から離れ、完全な山道です。
途中、木を紹介する標識が所々にあり、
そこに「霧ヶ滝」までの距離が書かれているので参考になります。
やがて、「不動岩展望所」を過ぎると「螺旋滝」への分岐があります。(駐車場から約1時間)
「螺旋滝」へは、やや急傾斜な所もあるので、気をつけてください。(往復)
分岐から2分で「洗心滝」に着きます。ここは山道からの遠望になります。
さらに、徒歩5分ほどで、「霧ヶ滝」に着きます。
「霧ヶ滝」からそのすぐ上の「天河滝」さらにその滝口までは、
延々階段中心の道が続きます。(一部木道、木製梯子)
距離はありませんが、結構急で、木道や木製梯子は滑りやすいので注意です。
「天河滝」到着は、9時10分でした。(途中、「螺旋滝」に立ち寄る。撮影時間含む。)
約1時間45分かかりましたが、撮影を除けば、「螺旋滝」経由で1時間30分くらいです。
「天河滝」滝脇の階段を登り、滝口上の吊り橋を渡ると間もなく「不動滝」です。
「不動滝」は、基本的に滝下の「不動滝吊橋」と滝脇階段からの遠望になります。
「不動滝」滝脇階段を登ると、「龍ヶ瀬」があり、そこからはやや平坦な道になります。
「龍ヶ瀬」のすぐ奥に「雲上橋」があり、その下に「鶴翼滝」があります。(滝名標識無)
橋を渡ってさらに登って行くと「不動岩展望台」です。(ホージローはパス)
渓谷は、「雲上橋」の分岐からさらに続くのですが、
「鶴翼滝」すぐ上に真新しい倒木があり、現在立入禁止です。
ホージローは、「箱淵」が見たかったので、悪いと思いつつ進みました。
すぐに「そうめん滝」に着きますが、倒木付近は木道もやや損傷しているので危険です。
「そうめん滝」の滝脇に、さらに「立入禁止」の標識があり、
そこからは数年前の水害以降入れなくなっています。
ホージローはさらに進みましたが、ここから先は非常に危険です。
木道は朽ち、道は笹が生い茂り不明瞭な廃道状態です。
しかも、足元の木の根や木道は苔生せて大変滑りやすいです。
「箱淵」「丸淵」と進みたかったですが、「箱淵」がやっとでした。
分かってはいましたが、やはり「立入禁止」は妥当な判断です。
できれば、早期に復旧してもらいところですが、、。
下山は、「雲上橋」からノンストップで歩いたので、1時間5分でした。
往復約4時間40分のトレッキングでした。(撮影時間込)
なお、やはり百選の観光滝なのか、下山時には多くの方とすれ違いましたが、
中には大変軽装な方や革靴の方もありました。さすがに、これはちょっと危険です。
山道は整備されていますが、往復で4時間くらいかかるので、食料や水分を持ち、
トレッキングシューズかハイキングシューズくらいは履きましょう。

2015.11.22撮影 Canon EOS M3  SONY Cyber-shot DSC-RX100


inserted by FC2 system