栴檀轟





滝見道より望む 滝下右岸より
豊かな水量 滝口付近




紅葉はほぼ終わり



滝周辺の様子



県道展望所より


説明板 滝見道入口
滝見道途中の石仏 紅葉の名残



熊本県八代市泉町柿迫にある「栴檀轟(せんだんとどろ)」(別名:栴檀轟の滝)です。
落差70m。山奥に豪快な音を響かせ落ちる勇壮な直瀑です。
この滝は、九州一の秘境と言われる平家の落人集落のある「五家荘(ごかのしょう)」にあり、
辿り着くのも結構大変な文字通りの秘境の滝です。
落差は諸説あり、県庁のHPでは、落差80mとされていますが、一般的には70mで通っているようです。
どの滝もそうですが、落差は正式に計測されたものは少なく、
見た目で言われていることが多いので、いずれにしろ大差はないと思います。
また、この滝の名称も諸説あり、多くのHPでは、「栴檀轟の滝」と紹介されていますが、
正式には「栴檀轟(せんだんとどろ)」で、地元では、滝のことを「轟」と呼ぶそうなので、
「栴檀轟の滝」では、滝という言葉がダブっていることになりますね。
現地の方の助言に従い、当HPでは「栴檀轟」としておきます。
この滝は、今回の九州遠征で一番見たかった滝の1つでしたが、
九州一の秘境と呼ばれる「五家荘」にあるということで、辿り着くのも大変そうと思っていたのですが、
道程は予想通りの狭い酷道(国道)、険道(県道)続きで、なかなか大変でした。
しかし、長年滝巡りをしていると険しい道にはよく出会うもので、
未舗装林道でないだけまだましかなと思えてしまった自分がある意味怖かったです。
やっとの思いで駐車場に辿り着くと、けっこう広い駐車場で、
バスも停まっており、土産物屋もあったので、意外と観光地化されていました。
このあたりはやや肩透かしを喰らった感じでした。
滝見道はやや距離がありますが、舗装された綺麗な遊歩道と階段で、徒歩10分程度で滝下に着きます。
しかし、延々下り坂なので、帰りは結構しんどかったですね。
でも、滝下から見上げる滝姿は、絶景なので絶対に滝下まで行きましょう。
滝へは、九州自動車道八代ICから国道3号線を一旦北上します。
「宮原」交差点から国道433号線へ右折ししばらく進みます。
「氷川ダム」付近から県道52号線へ、後は道なりに走り続ければ滝へ辿り着けます。
途中、標識が何ヶ所もあるので迷うことはありませんが、
滝に近づくにつれて秘境の雰囲気になってくるので、
だんだん心細くなるかもしれませんが、標識を信じて進んでください。
なお、県道52号線と下流側からのアプローチになる国道445号線は、
1〜1.5車線区間の多い、狭い道が続くので、大型車や運転に自信の無い方には、
かなり厳しい道のりになるかもしれません。

2012.11.23撮影 Panasonic LUMIX DMC-GH1  Canon PowerShot S100


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