大山滝





鳥取県の「日本の滝100選」西の横綱「大山滝」です。
落差43mを2段になって落ちる大きくはありませんが勇壮な滝です。
鳥取県琴浦町野井倉にある滝で、滝へは国道9号線から標識に従い曲がり、
一向平キャンプ場を目指して県道44号線を走ります。
キャンプ場の駐車場に車を停め、そこから大山登山道を歩きます。
登山道を20分くらい歩くと吊り橋に出ます。
そこを渡って大山滝には左の階段を進みます。
右の山道を降りると加勢蛇川本流の「鮎返しの滝」に出ます。
大山滝へはそこからさらに登山道を20分ほど歩きます。
滝前には近年観瀑台が整備され、以前より展望しやすくなりました。
坂は急ですがそこからさらに滝壺まで降りることが出来ますが、
道はあまり良くないので、一般の人にはおすすめしません。
観瀑台からでもきれいですよ。
2006.6.17撮影 Nikon COOLPIX 5000










滝見台より 紅葉が綺麗です 滝前より 下段が、、。
滝口付近 やや左岸よりから



元の姿に戻る日は来るのか?



滝下から望む紅葉


滝壺 落ち葉の回りがイマイチ 管理棟にある写真 かつては三段の滝でした
滝脇の崩落場所 滝の説明板
登山口 一向平キャンプ場より 新登山道名物の急階段 帰りはしんどいよ
大山吊橋 滝見台 この先から滝下へ
旧登山道崩落場所 もうすぐ復旧できそう 大山滝不動明王 いつも拝んでから滝に行ったなぁ
うまいもん紹介
キャンプ場にある「一向庵」 かけそば 700円


実に9年4ヶ月ぶり、4回目の再訪です。
この滝は、銀塩カメラ時代からよく訪れていた滝ですが、
気づけば長らく再訪していませんでした。
今回は、噂に聞く、あることを確かめに再訪しました。
それは、2011年の台風被害により滝の姿が変わったというものです。
ネットなどでも写真は見ていたのですが、やはり自分の目で確かめないと、、。
というわけで、登山口の「一向平(いっこうがなる)キャンプ場」に前泊し、
紅葉シーズンのため人の少ない早朝にアタックしました。
出だしからいきなり道が違いちょっと戸惑いました。
旧登山道は、キャンプ場の先から谷沿いに進むのですが、
新登山道は、なんと直進します。とうことは、全くの別ルートなのか?
思った通り、ネットで見る急峻な長い階段まで、全くの新道でした。
しかも、この階段、狭い上にやたらと長い。登り返しはかなりきつそうです。
無事に大山吊橋に着くも、そこから先も少し記憶と違う場所がちらほら。
どうやら、登山道もかなり荒れてしまい、けっこうルート変更しているようです。
歩き始めて約40分。新しいルートに戸惑いながら滝見台まで辿り着きました。
滝見台から滝を眺めて唖然。本当に下段が無くなっている。ヽ(゚Д゚*)ノ !!
覚悟はしていたものの、やはり眼前にするとショックでした。
滝の状態を詳細に見るため、今回は、滝下へアタックしました。
滝見台から滝下へは、明確な山道がありますが、
最後は鎖を使って岩場を下りるので、履物がしっかりしていないと危険です。
滝下から見ると、滝脇の斜面が大崩落を起こしており、
その土砂で下段は完全に埋まってしまっていました。
さらに、下流にも大規模崩落があり、川自体が以前より高くなっているようです。
これでは、大水が出て、自然と掘り返されることも期待できそうにありません。
また、滝自体も岩が削られて以前と姿が違っているように思います。
まぁ、自然の為すことゆえ仕方ありませんが、、。
今となっては、前回の写真がかつての姿を留めるのみです。
でも、この滝は昔は三段の滝だったそうなので、
ホージローが知る以前の「大山滝」も変わり果てた姿だったことになりますね。
ちなみに、帰り道はちょっとズルをして、大山吊橋から旧道を歩きました。
崩落場所の工事もほぼ終わり、間もなく復旧できそうな感じでした。
この日は、休工日だったので、悪いと思いつつ通らせていただきました。
こちらはほぼ平坦なので、かなり楽ができました。
下山後は、テントを撤収し、「一向庵」で手打ちそばを食べて帰りました。

2015.10.25撮影 SONY NEX-6  SONY Cyber-shot DSC-RX100


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